8.日本の鉱物

2011年7月8日
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8.日本の鉱物
 いよいよ今年の第20回東京国際ミネラルフェアが始まる。会期は6月1日(金)~5日(火)まで。会場は毎度おなじみの新宿第一生命ビル1Fのスペースセブンイベント会場。入場料は一般1000円、高校生700円、中学生まで無料。詳しいことは公式ホームページを見るべし。 僕は第5回ぐらいから毎年行っているが、とてもおもしろいよ。世界中から鉱物や宝石や化石を掘っている人が集まり、この1年の収穫物を売るわけだ。アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、インド、中国、そしてもちろん日本。世界中の鉱物・化石が一堂に会する。しかも買える。トリケラトプスの頭骨だって買える。 これは僕が10年以上前に買ったアンモナイトの化石。直径10㎝ぐらい。15000円ぐらいが半額になった。この頃は人気もなく、会場はがらがらですぐに半額ぐらいにまけてくれた。

 これは一昨年買ったエメラルドの原石(と言っていたが…)。なんと長さ10㎝ある! 5000円ぐらいだった。もちろん不透明すぎて宝石としての価値はないのだが、とてもきれいだよ。

 そしてこれは去年買ったインドの新発見鉱物ペンタゴナイト。結晶の断面が5角形(ペンタゴン)で、大きさは4㎝ぐらいと小さいが、これまたとてもきれい。こんなものが岩の中から出てくるなんて、しかも新発見だなんて、なんと世界は広いんだろうね。

 さて、東京国際ミネラルフェアのここ5年ぐらいの人気沸騰ぶりはすさまじいばかり。土日は圧死者が出るのでは?というぐらい混む。まぁ、行くなら平日の午前中なのだが、中学生には無理だなぁ。というわけで混むから、冷たい飲み物(中でも売っているが)とうちわとルーペは持っていくこと。お小遣いは今から貯めるべし。あとは値段をまけさせる度胸。ただ混んでいるとあまりまけてくれないけどね。 さて今週は鉱物に親しんでおくために図鑑を紹介しよう。いろいろあるのだけれど、種類が豊富で写真がきれいなものは概して高い。中学生が買える範囲のものとしてはこの松原聡著「日本の鉱物」がいい。写真がちょっと小さいが、日本の鉱物を網羅しているし、産地もある程度分かる。鉱物紹介のページの下には「採取地」を書き込む欄がある。つまりこれを持って採取に行ってらっしゃい、というコンセプトの本だ。 僕は山梨に水晶を掘りに行ったり、元旦の朝、筑波山に初日の出を見に行き、ついでにざくろ石を川で採取したり、いろいろなところに行ったが(静岡の安部川に砂金掘りに行ったこともある)、鉱物採取はとてもエキサイティングでおもしろいよ。まぁ、大学生ぐらいになったら行ってごらん。それまではミネラルフェアだ!。
◆中学生で読める度:★★★☆☆◆内容充実してる度:★★★★☆


日本の鉱物

作者: 松原 聡
出版社/メーカー: 学習研究社
発売日: 2003/09
メディア: 単行本価格 : 1995円


 すでに鉱物にはまっている人は、12chの「何でも鑑定団」でおなじみの堀秀道著の「楽しい鉱物図鑑1・2」がお勧め。価格が高いけどさすがに鉱物科学研究所の主催の執筆、標本が見事。





楽しい鉱物図鑑

作者: 堀 秀道
出版社/メーカー: 草思社
発売日: 1992/10
メディア: 単行本価格 : 3990円




楽しい鉱物図鑑〈2〉

作者: 堀 秀道
出版社/メーカー: 草思社
発売日: 1997/04
メディア: 単行本価格 : 3885円






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